ヴートゥヴー、ヴートゥヴー。
ダメダメからイケイケに変わって、晴れやかに。
そんなインパクトのあるテレビCMが有名な、RIZAPのフィットネスジム。
このフィットネスジムを中心に事業を拡大させている、RIZAPグループ。
カジュアル衣料のジーンズメイト、出版社の日本文芸社、フリーペーパーのぱど、
などを次々と買収し、急成長を目指しているように見えます。
この成長戦略って、結果にコミットできるのか?
ライザップのフィットネスジムによる減量は、3ヶ月あれば人が変わったと思わ
れるほど顔つきを始め、カラダも変わるそう。
この結果にコミット出来るキモは、励まし続けるサポーター、つまりトレーナーが
付いて、お客様と一緒に頑張って励まし続ける情熱。
お客様を放置せずに一緒になって頑張るので、減量目標達成時には、感極まって
抱き合って泣くこともあるそうです。
英会話や資格試験、ダイエットやジム通いも、三日坊主で終わる人が多いんです。
世界中の人々は、三日坊主で悩んでいるはず。
つまりライザップが狙っているのは、この三日坊主市場なんです。
ノウハウやコツが大事なのはもちろんですが、それでは他との差別化は難しい。
それ以上に大切なのは、続けさせるトレーナーの情熱や思いなど、お客様を放置
しないで、共に頑張るというおせっかいなやり方。
でも、本業のフィットネスジムとは無縁ないろんな事業の企業を買収しているよう
に見えるのは何故か。
例えば、美顔器の企業や、アパレルの企業は、ライザップと同じように、「きれいに
なりたい」という目的では同じ。
出版社も、自分たちを紹介するコンテンツ作りに役立つから。
このように、お客様が幸せを感じることに価値を見出し、そこに相乗効果で成長を
目指していくということなのだ。
これから先、どう展開していくのか楽しみです。
三日坊主市場といえば、やっぱり勉強関連の業界では。
今後、学習塾や資格取得塾など、そういった分野にも進出してくるのでは?
企業経営って、難しいけど面白そう。