テニスボールって、黄色い毛羽立っているあれのイメージですが、他の色もあることはあります。テニススクールでは、いつも黄色いのばっかり見ていますが、スポーツショップやテニスショップには、ブルーやピンク、オレンジ、グリーンなんかも売っています。
公式戦で使われている
テニスボールは、大?昔は白いテニスボールが使われていました。でも眩しすぎる白色ではなくて、膨張色の赤系統や、収縮色の青系統でもなく、色による影響が少ない黄色(蛍光色?)になったようです。
公式トーナメントで使われる
テニスボールには、色の決まりはありませんが、大きさや重さには決まりがあります。そのテニスボールの規格は、以下の通りです。
・素材:フェルト
・直径:6.54cm~6.86cm
・重さ:56.0g~59.4g
・テニスボールを254cmの高さからバウンドさせて、134.62cm~147.32cmの高さまで弾まないといけません。
また、
テニスボールには、大きく分けて
「プレッシャーボール」と
「ノンプレッシャーボール」があります。プレッシャーボールは、缶やプラスチックのケースに密閉された状態で売られています。ノンプレッシャーボールは、普通のビニールのバケツのようなものや、普通の入れ物に入って売られています。では、その違いは他にあるのでしょうか。
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l
プレッシャーボール l
ノンプレッシャーボール
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弾ませ方l空気圧とゴムの力 lゴムの力のみ。
l(ゴムの中の空気は1気圧以上)l
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耐久性 l空気が抜けると弾みが悪くなる。lゴムが劣化するまでよく弾む。
l l通常は外のフェルトが磨り減るこ
l lとで寿命を迎える。
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打球感 l良いとされているが、こちらが lプレッシャーボールに比べて打球
l標準と捉えられているから。 l音、打球感が少し高く、重く感じ
l lることが多い。
l lプロの公式戦で使われた例もあり
l lプレッシャーボールと変わらない
l lものもある。
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販売時のl缶など、空気圧を高く維持でき l袋入りや、ばら売り。
包装 lるもの。 l
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値段 l一般的には、こちらの方が高い。l種類が豊富で値段は様々一般的には
l lこちらの方が安い。
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試合の公認球と呼ばれるものは、ほとんどが
プレッシャーボールとされています。プロ選手をはじめ試合に多く出場するプレーヤーは、同じ感覚で練習したいためこのプレッシャーボールを使う場合が多くなります。そのためプレッシャーボールの打球感が、「標準」と感じる人がほとんどなのです。
ただ、中にはプレッシャーボールとほとんど変わらない打球感の
ノンプレッシャーボールもあります。このボールはATPやWTAのツアー(特にインドア)でも使用されるくらい良い打球感と言いますか、プレッシャーボールにそっくりな打球感で、ほとんどの人はノンプレッシャーボールと気付かないこともあるとか。
そのテニスボールは、トレトンのマイクロXというノンプレッシャーボールです。このテニスボールは、内部にたくさんの小さなカプセルを封入し(スポンジみたいなもの)ていて、打球音や打球感が他のノンプレッシャーボールとはまったく異なり、ほとんどプレッシャーボールなのです。
このテニスボールについて、詳しくは以下をどうぞ。
トレトン(Tretorn) マイクロエックス micro X ノンプレッシャー テニスボール 12個セット イエロー×イエロー【あす楽】
ただし、このトレトンのマイクロXは、ちょっと高価なのと、最近日本では手に入りにくいため、ブリジストンのノンプレッシャーボールをよく使っています。このボールで練習しておくと、プレッシャーボールを打った時に、非常に軽く扱えるので自身の練習には最適だと思っていることと、コスパ的にはとても良いためです。
このテニスボールについて、詳しくは以下をどうぞ。
BRIDGESTONE(ブリヂストン)「BRIDGESTONE NPノンプレッシャー 30個入り」テニスボール